平成18年6月20日グラン・レコ関西版掲載、同年8月18日インターネット版
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陶器ペイント教室では、約50名ほどの参加者が、出来合いの陶器製オカリナに思い思いの色をペイントしていた。こうしたイベントでは、面識のないもの同士が同じテーブルで作業をするため、初対面の人と会話が弾むのが特徴。田舎暮らしではこれまでに自分の住み慣れた世界とは別の舞台で生活をするわけで、こうした「初対面の人との出会い」は田舎暮らしの事前練習にも十分なりえるのである。実際、参加者の中には、知らない人と出会えることを楽しみにしている、という声も多かった。教室では時折「こらーえらい色になったわー(笑)」と1人が声をあげ、皆が笑うという和やかな空気に満ちていて、参加者にとっては非常にフレンドリーな体験になっていたようだ。
角野くきさん・角野四郎さん
「セミナーには新聞広告を見て参加しました。田舎暮らしにはいろいろと準備があるのでまだまだこれからというところですが、こうしたセミナーには気軽な気持ちで参加しています。」
橋本加之子さん・橋本正行さん
「今年11月に退職予定です。セミナーに通い出してから今日で10回目ぐらい。田舎暮らしにはとっても興味がありますね。排気ガスの臭いのない、奇麗な土地に住みたいと願っています。
小島瑞枝さん・小島鴻作さん 「卓球のスポーツ指導員として、地域でボランティアをやりながら、趣味の魚釣りなども楽しんでいます。これから徐々に 田舎暮らしを本格化させていきたいと思っていますよ。」
広い会議室スペースを使って行われたのが社交ダンス教室。先述の陶器ペイントもそうだが、見知らぬもの同士が直接手を取り合う社交ダンスは、新しい仲間を作るのにこれ以上ないものだ。イベントでは社交ダンスの経験の豊富な人から全くの初心者に至までが、先生の手ほどきを受けながら思い思いに手を取り、ダンスに興じる姿が多数見受けられた。この社交ダンス教室に何度も通っているという参加者は、しっかり自前の衣装も持参するなどの熱の入れよう。嬉々として踊る素の姿は実に楽しそうだった。
瓜本信子さん
「ダンスは2年前から始めました。ダンスを始めて、以前より健康管理やファッションに気を使うようになり、自分でも若返ったな!と思えます。田舎暮らしはこれからの目標。小川学長のように、素敵な田舎暮らしをしたいですね。」


愛車のハーレーにまたがり、颯爽と現れた小川学長。学長という肩書きが窮屈に思えるほどのアクティブな姿である。「ぼくは若い頃からずっと青春時代を送っているような気がします(笑)。ぼくは、自分で望むことは何とか形にしたいと思うタイプで、田舎暮らしもそのひとつでした。50代前半には田舎に家と土地を購入して、週末にはそこで暮らすという生活を始めたんですよ」。
田舎暮らしに欠かせない要素とは何だろうか。「今の世の中は、与えられることに慣れすぎでいる人が多い。セミナーでバーベキューをやると、お皿を持って待っている参加者がいる。でも田舎暮らしは全部自分でやらなきゃだめなんです。失敗を恐れずに、何から何まで自分でやるからこそ、初めて田舎暮らしの醍醐味は感じられるもの。どこで(WHERE)、誰が(WHO)、何を(WHAT)どうしているのか。ひとつのひつの「W」に対して好奇心を持ち、自分でやってみることが、「新・田舎暮らし大学」で学ぶすべての基本です。
田舎暮らしでの大きな不安は経済面。小川学長は、「半農半X(農業を営みつつ、別の収入源Xを確保した生活)」を基本にすべき、と説く。「それには自ら学ぶこと大事です。自らのXを見出すために積極的に学び、安心して田舎暮らしを送れるようにしてほしいですね」。
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